FRFREADで生成されたFITSファイルを、 XSELECTに通してイメージ、ライトカーブ、スペクトル等を得たり、 FITSファイルの構造を知らなくても、 いろいろな条件でのデータセレクションを行なうことができます。 各々の過程で生成された、 スペクトルファイルやイメージファイルは、 FITS形式になっており、 次の章で述べるXSPECやXIMAGEで読み込むことができます。
また、XSELECTには``help file''が完備されており、
XSELECT > helpでヘルプを見ることが出来ます。 このマニュアルでは、 ``とりあえず''動かそうということで書いていますので 細かなことはプロに聞いて下さい。
XSELECTは、 その中で一時的なwork fileをつくりますので、 ディスクスペースがあることを確認しておいてください。 work fileはXSELECT終了と同時に消去されます。
なお、このマニュアルは XSELECT Ver. 1.0h をもとに、一部、Ver. 2.0用に改定しています。
バグ等を発見したら次のところにe-mailを送ると良いでしょう。
xanprob@athena.gsfc.nasa.gov
おまたせしました。XSELECTに進みましょう。 コマンドラインから
sonobe@izayoi 112 > xselectとしてください。次のような表示になります。
** XSELECT V2.0 ** > Enter session name >[xsel]``Enter session name [xsel]''には、今から行なう解析の名称等を入力します。 例えば、``CasA_g2''をその名称にしようとするなら、
> Enter session name >[xsel] CasA_g2 Notes: XSELECT set up for ASCA Keywords for time and pha are TIME PHA Units of time are SECONDS Keywords for images are DETX DETY Keywords for the WMAP are DETX DETY Setting plot device to /xw CasA_g2:ASCA >とします。[ ]の中はデフォルトです。このようにしておくとXSELECTから出力されるファイルの先頭に ``CasA_g2''と書かれるので、後で見る時に分かりやすくなります。 また、sessionを途中でセーブするのに便利です。