とりあえず、次のようにコマンドを打ってみましょう。 タイムリージョンはもう設定されているので それは自動的に使われます。 また、filterを設定してある場合はそれも使われます 。
CasA_g2:ASCA-GIS2-PH > extract image : 100% completed Total Good Bad: Region Time Phase PHA 125024 125024 0 0 0 0 =============================================================================== Grand Total Good Bad: Region Time Phase PHA 963938 953905 0 10033 0 0 Total Counts for image : 953905 Total Time for image : 17965.93529979140 Total Counts/Time for image : 53.09520401150927 CasA_g2:ASCA-GIS2-PH > saoimagesaoimageにイメージが描かれていると思います。 saoimageの使い方については省略します。 DETX,DETYを使うか X, Y を使うかでイメージの(回転が)変わってくるので 注意して下さい。DETX,DETYを使うと 検出器から空を見あげたイメージになります。 X,Yを用いてイメージを描と x 方向がα、y 方向がδになります。 その時はイメージが回転をしたりします。 見やすいようにScale, Panなどで調節したら イメージリージョンを決めましょう。 例としてcircle regionを設定してみましょう。
GIS2 CIRCLE(128.50,128.50,88.00) -ELLIPSE(167.50,220.00,24.66,28.95,245.298) GIS3 CIRCLE(128.50,128.50,88.00) -ELLIPSE(217,95,21.56,25.92,169.216)
指定したリージョンのイメージを得るには次のようにします。
CasA_g2:ASCA-GIS2-PH > filter region saoimage.reg CasA_g2:ASCA-GIS2-PH > extract image : : CasA_g2:ASCA-GIS2-PH > saoimageきちんと指定したリージョンになっているかどうか確かめましょう。 イメージを表示するには``saoimage''でなく、``plot image''としても 同じです。
いくつものregion filterを使って、複雑な領域を取ると、 BACKSCALというパラメーターが正しく記述されず、 バックグラウンドをうまく引いてくれない場合があります。 詳しくは、8.2節を参照して下さい。
指定したリージョンをクリアするには次のようにします。
CasA_g2:ASCA-GIS2-PH > clear region
次に、エネルギーでスライスしたイメージを見てみましょう。
CasA_g2:ASCA-GIS2-PH > filter pha_cutoff 534 551こうすると、GIS の PI で 534ch から 551ch でのイメージができます 。 なお、534ch は 6.3 keV, 551ch は 6.5keV に対応します。 エネルギー指定をクリアしたいときは、
CasA_g2:ASCA-GIS2-PH > clear pha_cutoffです。
各々の過程でのイメージをセーブするには、
CasA_g2:ASCA-GIS2-PH > save image CasA_g2_image_sky.fits Wrote image to file CasA_g2_image_sky.fitsのようにします。 これはFITS形式でセーブされ、 後に、XIMAGE等で見ることができます。