薗部 敬, 青木貴史, 藤本龍一,渡辺 学
2000年8月1日
初版 へのことば
``裏街道''を突っ走っているみなさん、
そろそろ、
``表街道''に乗り移る頃ではないでしょうか?。
FRFREADやXSELECTなど、
存在は知っていても
メモリーをやたら食うとか、
毎週のように新しいFTOOLSのparameterがリリースされていたりと
確かによい印象はないでしょう。
著者もそうでしたが、
4月頃(1993年)とは違って、
今ではだいぶ良くなってきたように思えます。
このmanualは、 著者がメモ代わりに書いたものです。 よって、不備な点が多いと思いますし、 もっと便利なコマンドが存在するかも知れません。 しかし、はじめて ``表街道''を使ってみるuserには役立つものと思っております。 何かありましたら著者までメールをください。
また、このmanualは著者が参考文献その他を参考に使ってみた結果を示したものであり、
ソフトウェア関係者とは何の関係もありませんのでご注意下さい。
第4.00版 へのことば
``はじめての表街道''が第1.00版がリリースされたのはPVフェーズ中の
6月頃でした。当時は裏街道全盛で表街道を使っていた人は極小数であったと
記憶しています。しかし、GOフェーズに入った現在、多くの方が表街道を使っている
現実を聞き嬉しく思います。その際、この``はじめての表街道''が端末の横に
各個人の解析の``座右の銘''として利用されていることからも、
これをかいて良かったと著者一同感じております。
さて、今回のバージョンでは、基本的なことはかわっておりませんが、
著者が受けた質問などをとり入れ、一層充実したものになったと思います。
第5.00版 へのことば
今回の改訂では、SIS のゲインが各センサー・チップ間で合わせ
られることになったことから、スペクトルの扱いについて、
かなり、詳しくかきました。その分、ページ数が増えたことをお詫びします。
表街道もかなり、改良されてきたと最近感じます。
結局、解析は、表がいいとか、裏がいいとかでなく、
使い安く、信頼できるものを User が選んで、使うべきなのでしょう。
第5.20版 へのことば
このたびこの``はじめての表街道''が製本されることになりました。
これも、``あすか''チームみなさまのおかげだと思っております。
製本にあたっては、宇宙研の長瀬教授、石田助手に大変お世話になりました。
また、石田助手にはお忙しいなか校正をしていただきました。
``あすか''にかかわるみなさまに感謝いたします。
1994/12/1 著者代表: 薗部 敬
第7.00版 へのことば
薗部さん、藤本さんのご厚意により、第7版への改訂のお許しをいただきました。
早く、安く(?)、うまくをモットーに、必要最小限の改定にしましたが、
不備等がありましたら、連絡いただければ幸いです(mwatana@tana.plain.isas.ac.jp)。なお、XRONOSはコマンド群に分解されてしまったようなので、今回のマニュアルからは外しました。改訂にあたり、いろいろな頼みごとに答えてくれた、宇宙研の藤本さん、校正をしていただいた宇宙研の藤本さん、山下さん、伊予本さん、名古屋の岡島君、近藤君、幅君、田中君、忙しい中、どうもありがとうございました。
2000/08/01 改訂者代表: 渡辺 学
このマニュアルが``ASCAデータ解析入門''として活用されることを願います。
なお、各章の執筆者は以下のとおりです。
XRONOS - 青木 貴史,薗部 敬
環境設定 - 藤本 龍一,
上記以外 - 薗部 敬,
以下で示されているディレクトリ等の構造は、ISASでの例が中心になっています。 他のinstituteでは、そこでの設定に合うように適当に変更して下さい。 また、UNIX 等の基本的なコマンドなどは知っていることを想定しています。 特に、はじめて UNIX をさわる方にとっては、設定編は理解しがたいもの があると思いますが、その時は近くにいる UNIX エキスパートに質問してください。
ftoolsなどは頻繁ににVersion Upをしており、そのためこのマニュアル
にとは違うメッセージ等を出すことがあります。また、他のXSELECT等の
ソフトも随時Versionが新しくなっていますので、マニュアルで対応しきれない
ところがあると思います。御了承ください。