周波数帯(バンド)

band
カテゴリー: 観測・運用関連

周波数帯(バンド)は、ここでは、電磁波の周波数(または波長)の範囲を示す言葉です。アルファベッドで電波周波数帯をあらわしています。

このアルファベットと電波の周波数帯の対応は、実はいくつか流儀があり、それによって対応が変わることがあるようです。

ここでは「RSGB(Radio Society Communications Spectrum:英国電波学会)」という規格に従って、以下に、各周波数帯の一覧表を示します。

  周波数[MHz] 用途
1000?2000 はるか」の1.6GHz観測に使われています
2000?4000 「はるか」のテレメトリコマンド用に使われています
4000?8000 「はるか」の5GHz観測に使われています
8000?12000 「のぞみ」「ようこう」「ジオテイル」などのデータ伝送用に使われています
VSOP-2の8 GHz 観測に使用される予定です
18000?26500 「はるか」の22GHz観測に使われています
VSOP-2の22 GHz 観測に使用される予定です
Ku 12000?18000 主に通信に使われる周波数帯で、VSOP観測では「はるか」と地上追跡局との交信に使われています
Ka 26500?40000 VSOP-2と地上追跡局との交信に使われる予定です
33000?50000 VSOP-2の43 GHz 観測に使用される予定です
40000?60000  

* Kuというのは、under K band, Ka は above K band から来ているものと思われます。

わたしたちの生活に身近なところでは、カーナビなどのGPSに「Lバンド」、BS放送に「Kuバンド」、 CS放送に「Kバンド」の辺りが使われています。