はるか

HALCA

1997年2月12日に打ち上げられた電波天文観測用の人工衛星です。
「はるか」は、VSOP計画の衛星として、スペースVLBI観測用アンテナを宇宙空間に置くために開発されました。開発中にはMUSES-B(ミューゼスB)と呼ばれていましたが、軌道投入後に「はるか」と名付けられました。
「はるか」の英名“HALCA”には,“Highly Advanced Laboratory for Communications and Astronomy”(通信・天文超高等実験室)が当てられています。

スペースVLBI計画では、この「はるか」と地上にある世界中の電波望遠鏡が協力して天体観測を行うことで、地球より3倍も大きな望遠鏡と同じ性能を発揮しました。

「はるか」は予定の3年間を大きく上回って、8年9ヶ月後の2005年11月まで運用が続けられ、多くの成果をあげました。

「はるか」とVSOPのイメージ図